見守りカメラとセンサーのちがいをやさしくえがいたイラスト

見守りカメラとセンサーの違いは?親の暮らしに合うほうの選び方

見守りカメラとセンサーのちがいをやさしくえがいたイラスト
離れて暮らす娘のイラストアイコン

離れて暮らす娘

「実家にカメラを置こうかと調べたんです。でも『見張られてるみたい』と言われそうで、結局なにも言えないままで…」

調べては閉じて、また調べる。そんな夜を過ごしている方は、けっしてめずらしくありません。

見守りの機器をしらべると、まず「カメラ」と「センサー」が出てきます。名前は聞いたことがあっても、なにがどう違うのかは分かりにくいですよね。

この記事では、ふたつのちがいを機能ではなく「親御さんの暮らしがどう変わるか」から見ていきます。読み終えるころには、どちらを選ぶかの手がかりが見えているはずです。

この記事でわかること
カメラとセンサーは「なにで気づくか」がちがう
どちらが親御さんに向いているか、3つの見わけかた
置くと決める前に、順番にたしかめたいこと

迷ってしまうのは、親御さんの気持ちを考えているからです

「安心したいだけなのに、どうしてこんなに迷うんだろう」。そう思ったことはありませんか。

迷いの正体は、たぶん機器えらびではありません。安心したい気持ちと、親御さんの暮らしをそのままにしておきたい気持ち。そのふたつが、同時にあるからです。

親御さんにとって、自宅は自分のペースで過ごせる場所です。そこに何かを置く相談は、暮らしそのものの話になります。だから言葉を選んでしまう。それは慎重さであって、決められない弱さではありません。

ワンポイント
えらぶ基準は「どちらが高性能か」ではありません。「どちらなら、親御さんがふだんどおりに暮らせるか」。この一点で考えると、迷いがすっと減ります。

カメラとセンサーは「なにで気づくか」がちがいます

ふたつのいちばんの違いは、こまかい機能ではありません。様子を知る手がかりが、映像なのか、暮らしの変化なのかというところです。

カメラは、映像そのものを見て確かめます。センサーは、映像を使わず、動きや空気の変化といった「暮らしのしるし」から読み取ります。

タイプ なにで気づくか 暮らしの中では
カメラ型
映像で確かめる
その場の映像を見て様子を確認する 見られていると感じる方もいる
動きのセンサー型
人の動き・扉・家電
動いたか、使ったかの記録から気づく ふだんどおりに過ごせる
空気のセンサー型
呼吸で変わる空気から
部屋の空気の変化から在室を読み取る 機器に触れなくてよい。操作もなし

どれが優れているという話ではありません。カメラは、様子をこの目で見たいときに力を発揮します。センサーは、暮らしを変えずに続けたいときに向いています。

カメラは映像で、センサーは暮らしの変化で気づくちがいを示したイラスト図解

どちらが向いているかは、この3つで見わけられます

えらぶときは、機能表を見くらべるより、親御さんのふだんの様子を思い出すほうが早道です。次の3つを、ひとつずつ思い浮かべてみてください。

親御さんの様子を思い出してみる
人が来ると身なりを整える方かどうか(気をつかう方はカメラを負担に感じやすい)
機械の操作をおっくうがるかどうか(充電や設定が続かないことは多い)
知りたいのは「今の様子」か、「いつもと違うとき」か

3つ目が、いちばんの分かれ道かもしれません。今この瞬間の姿を見たいならカメラが合います。いつもと違うことが起きたときにだけ知りたいなら、センサーのほうが向いています。

毎日の映像は、思っていたより見なくなるものです。見なくなったころに気づきたいことが起きる。そう考えると、続けやすさも大切な基準になります。

実家の居間で親と子がおだやかに話している写真イメージ

置くと決める前に、順番にたしかめたいこと

どちらを選ぶにしても、先に決めておくと後がらくになることがあります。順番にご案内します。

STEP 1
親御さんに、先に伝える
あとから知ると、内容よりも「黙って決められた」ことのほうが心に残ります。ご本人が話せる状態なら、置く前に伝えて、いっしょに決めるのがいちばん近道です。
STEP 2
置く場所を、いっしょに決める
カメラを選ぶなら、寝室や浴室、着替えをする場所は避けるのが基本です。「玄関と居間だけ」のように範囲をしぼると、受け入れられやすくなります。
STEP 3
気づいたあと、だれが動くかを決めておく
見落とされがちですが、ここがいちばん大事です。異変に気づいたとき、遠くにいるご家族はすぐには動けません。近くの方や、連絡してくれる窓口があるかを先に確かめておきます。

暮らしをそのままに、そっと見守るという選び方

「カメラは気が引ける。でも、機械の操作を親にお願いするのも気が重い」。そんなときの選択肢のひとつが、デナリ・コネレーションです。

専用機器「DENARI BOTS(デナリ・ボッツ)」をコンセントに挿すだけ。呼吸で変わる空気中のCO₂(二酸化炭素)の濃度から、部屋にいるか・動いているかを、そっと読み取ります。カメラもマイクもなく、映像も音声も記録しません。工事もWi-Fiもいりません。

親御さんがすることは、とくにありません。充電も、ボタンを押すことも、身がまえることも不要です。ふだんと違う状態が続いたときは、コールセンターが電話で確認します。

明るい窓辺で植物に水をやる高齢の親の写真イメージ

このサービスは、賃貸物件のオーナーさんや管理会社が、物件の設備として導入するタイプです。実家が賃貸なら、「こういう見守りの設備はありますか」と管理会社にたずねてみる価値があります。

よくある質問

やはりカメラのほうが安心なのではありませんか?

「今の様子をこの目で見たい」という場面では、カメラが力を発揮します。ただ、続けて見るのは思ったより大変です。毎日確認できそうか、親御さんが気にせず過ごせそうか。そのふたつで考えてみてください。

親に言わずに設置してもよいものでしょうか?

ご本人が話せる状態なら、先に伝えることをおすすめします。あとから分かったときの気まずさは、想像よりも長く残ります。「私が安心したいから」と、ご自分を主語にして切り出すと伝わりやすくなります。

センサーだけで、いつもと違うことに気づけますか?

映像のように「今どうしているか」は分かりません。そのかわり、在室や活動のようすが続けて分かるため、いつもと違う状態が続いたときに気づく仕組みになっています。知りたいことがどちらかで選び分けてください。

まとめ

  • カメラは映像で、センサーは暮らしの変化で気づく。優劣ではなく、向き不向きのちがい
  • 「今の様子を見たい」ならカメラ、「いつもと違うときに知りたい」ならセンサーが合いやすい
  • どちらを選んでも、先に親御さんに伝えることと、気づいたあとに動く人を決めておくことが大切
今日できる一歩
次の電話で、「最近どんな一日を過ごしてる?」と聞いてみませんか。
起きる時間、出かける日、テレビを見る時間。ふだんのリズムが分かると、カメラとセンサーのどちらが合うかも見えてきます。
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